2022年度

2023年3月30日

静岡県三島市における「水環境デジタル監視業務」運用開始のお知らせ

 当社の連結子会社でグループのCATV事業を担う株式会社TOKAIケーブルネットワークが、静岡県三島市において、2022年度内閣府デジタル田園都市国家構想交付金事業である「水環境デジタル監視業務」におけるデータプラットフォームの構築が完了し、2023年度以降、三島市内の河川監視及び情報配信や観光スポットのPRなどを実施していくことを、下記のとおりお知らせいたします。

 当社グループのCATV事業では、地域事業者としての強みを活かし、地域における基幹インフラ提供者の役割を強化していくとともに、地方創生や、地域住民の生活の質を向上させる事業者として信頼と地位を確立してまいります。

株式会社TOKAIケーブルネットワーク新しいウィンドウが開きます

 株式会社TOKAIケーブルネットワーク(本社:静岡県沼津市、代表取締役社長:鈴木 光速、以下「当社」)は、静岡県三島市において、2022年度内閣府デジタル田園都市国家構想交付金事業である「水環境デジタル監視業務」におけるデータプラットフォームの構築が完了し、2023年度以降、三島市内の河川監視及び情報配信や観光スポットのPRなどを実施してまいりますので、お知らせいたします。

 当社は、2020年1月に三島市と「ICTを活用したまちづくりに関する協定」を締結し、以降、行政におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進に向けて、以下の取り組みを進めてまいりました。

2019年度 地域BWAの整備計画を策定
2020年度 山間地域でのデジタルデバイド解消に向けた光ファイバ網を整備
IoTを活用した河川水位監視システムを構築
国土交通省及び三島市と「情報の提供に関する協定」を締結
2021年度 公民館におけるWi-Fi環境を整備
保育園におけるICT教育の基盤となる通信インフラを整備

 これらの取り組みに続き、今年度は、これまでに構築を進めてきた河川水位監視システムを大幅に拡張した「水管理総合プラットフォーム」を構築いたしました。本プラットフォームの稼働により、国土交通省や静岡県が保有する河川カメラや水位計を含む、三島市内33ヶ所の50デバイスから収集した水に関するデータ(水位・流量・水質など)を統合して管理及び運用をしてまいります。

 本事業では、従来の河川水位の映像やデータの配信だけではなく、AIによる水位予測を実装した、市民の皆様に早期に情報を告知することが可能なシステムの構築とともに、誰でも気軽にアクセスすることができるWEBページを作成し、観光スポットのPRにも活用してまいります。

 また今後、蓄積したビッグデータのスマートシティとの連携など、水に関する様々なデータを利活用していくことで、水の恩恵を受けながら発展し、水に親しむ生活が営まれてきた三島市において、市民の皆様の生活に役立ててまいります。

 当社は、今後も自治体及び関係各所と連携を図り、地域課題の解決に取り組んでまいります。

■ 静岡県三島市における「水環境デジタル監視業務」の概要