2023年度

2023年7月24日

フィリピン ピュアエナジーグループへの出資について

 当社の連結子会社でLPガス販売などのエネルギー事業を担う株式会社TOKAIが、フィリピンにおいて再生可能エネルギー発電事業を展開するPURE ENERGY HOLDING CORPORATION(本社:フィリピン共和国マニラ市。以下「ピュアエナジー社」)の子会社で、水力発電事業を営むREPOWER ENERGY DEVELOPMENT CORPORATION(本社:同国マニラ市、以下「REDC社」)による新規株式公開(IPO)に参加し、本日、REDC 社のフィリピン証券市場メインボードへの上場を機に、同社に参画 (マイノリティ出資)したことをお知らせ致します。IPOの概要並びに当社取得株式数は以下の通りです。

公募株式数(新規発行株式に限る) 200,000,000株
公募価格 一株あたり5 フィリピンペソ
当社取得株式数 65,000,000株
  • 出資の背景と目的
  •  LP ガスや都市ガスなどエネルギー事業を展開する当社グループは、持続的成長を実現するうえで、低・脱炭素化への取り組みが大きなテーマとなっております。今回のREDC社への出資は、当社が掲げる2050年のカーボンニュートラル実現に向けた取り組みの一環であり、また、今後も成長が見込まれる再生可能エネルギー分野での当社収益源泉の拡大を狙うものです。

     ASEAN加盟国のなかでも高い経済成長率を維持するフィリピンは、豊富な労働人口と積極的な消費活動を背景に今後も堅調な成長が見込まれています。同国政府は、再生可能エネルギーへの移行を積極的に推進しており、2030年までに電源構成における再生可能エネルギーの比率を約37%に、2040年までには約56%に引き上げる計画を公表しています。フィリピンの再生可能エネルギー市場は今後も着実な成長が期待されており、低・脱炭素化への取り組みを行う当社にとっても、非常に魅力あるマーケットとなります。

     REDC社は、ピュアエナジー社の水力発電部門として、フィリピン国内で複数の水力発電所を運営しており、いわゆる固定価格買取制度(FIT)を活用することで、安定的な収益基盤を構築しています。REDC 社は、今回のIPOを経て、水力発電事業の更なる拡大を計画しています。

     今後TOKAIは、今回の出資を通じREDC社の企業価値の向上に努めるとともに、フィリピン再生可能エネルギー市場の更なる発展とインフラ基盤の充実に貢献し、グリーントランスフォーメーションの推進と事業の更なる付加価値向上へと取り組んで参ります。

  • ピュアエナジー社の概要
  • 会社名 Pure Energy Holdings Corporation
    所在地 フィリピン共和国 マニラ
    代表者名 Dexter Y. Tiu
    設立 2013年
    ホームページ https://pureenergy.com.ph
  • REDC社の概要
  • 会社名 REPOWER ENERGY DEVELOPMENT CORPORATION COMPANY
    所在地 フィリピン共和国 マニラ
    代表者名 Eric Peter Roxas
    設立 2013年
    ホームページ https://www.repowerenergy.com.ph